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鼻汁の研究結果(11月19日~12月3日)vol.3

[2022.12.03]

「臨床検体を用いた多種病原体解析(ウィルス・その他)」研究、通称「鼻水の研究」。

ご協力をいただきました方々、誠にありがとうございます。

 

11月19日~12月3日に当院で頂いた鼻汁約30検体の結果は以下の通りです。

(院内で検査当日にで結果をお伝えしている抗原検査の結果は含まれておりません)

混合感染の場合は、お一人複数のウィルス感染としてカウントしております。

・パラインフルエンザウィルス3(PI3) 7名

・RSウィルス 2名

エンテロウィルスD68 2名

・パラインフルエンザウィルス2(PI2) 1名

ヒトボカウィルス 1名

・ヒトメタニューモウィルス 1名

インフルエンザ(H3) 1名

 

10月14日~11月2日の結果:RSウィルス 17名

11月3日~11月18日の結果:パラインフルエンザウィルス3(PI3) 10名

今回の期間も、まだパラインフルエンザウィルス(PI3)が流行しているようです。

 

クリニックではRSウィルス(保険適応1歳未満)やヒトメタウィルス(保険適応6歳未満)の抗原検査しかできませんが、今回の研究結果からもRS、ヒトメタ以外の様々なウィルスの流行が確認されました。

 

このような詳細は結果は通常簡単に得られるものではなく、非常に貴重なデータとなります。ご協力をいただきました方々、本当にありがとうございました。

 

どのウィルスでも治療は対症療法であり、病原ウィルスがわかったからといって特に治療法は変わりません。

咳や鼻汁症状が落ち着いていればそのまま様子をみていただいて大丈夫です。

 

研究にご参加をいただいた方について、今後受診される際に直接ご報告させていただいておりますが、受診の予定がなく結果をご確認されたい方はお電話にてお問い合わせください。

 

 

 

上記のパラインフルエンザウィルスは「インフルエンザ」とは全く異なるウィルスで通常の風邪ウィルスです。

 

12月に入ってから、「インフルエンザ」陽性の方が増えてきています。

今年は年末年始にかけて新型コロナだけではなく、インフルエンザの流行も懸念されます。

現在かかりつけのお子さんだけでなく、初診の方や大人の方のインフルエンザワクチンのご予約(WEB予約)も受付しております。

未接種の方は是非ご検討ください。

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