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鼻汁の研究結果(5月1日~5月26日)vol.9

[2023.05.26]

北里大学小児科との共同研究「臨床検体を用いた多種病原体解析(ウィルス・その他)」、通称「鼻水の研究」。

ご協力をいただきました方々、誠にありがとうございます。

 

5月1日~5月26日に当院で頂いた鼻汁約30検体の結果は以下の通りです。

*院内で検査当日にで結果をお伝えしている抗原検査の結果は含まれておりません。

*混合感染の場合は、お一人複数のウィルス感染としてカウントしております。

 

・ボカウィルス 7名

・アデノウィルス 7名

・RSウィルス 6名

・ヒトヘルペスウィルス6型 2名

・パラインフルエンザウィルス3型 1名 

・パラインフルエンザウィルス4型 1名 

・季節型コロナウィルス(OC43) 1名 (新型コロナウィルスではありません)

・エンテロウィルス 1名

 

*様々なウィルスが確認されています。

*前回同様に多くの方にボカウィルス、アデノウィルスが確認されています。

ボカウィルスはRSウィルスやヒトメタニューモウィルスについて多いといわれる小児に気管支炎をおこしやすいウィルスです。ぜーぜーが強いお子さんからボカウィルスが検出される率は高い傾向です。

RSやヒトメタニューモウィルスはクリニック内で抗原検査が可能ですが、ボカウィルスは通常クリニック等での検査はできません。

 

*季節型コロナウィルスは新型コロナウィルスではない、以前から存在しているコロナウィルスです。

パラインフルエンザウィルスは、インフルエンザウィルスとは異なる普通の風邪ウィルスです。

 

個別の結果については、今後受診された際に直接ご報告させていただいておりますが、早急に結果をご確認されたい方はお電話にてお問い合わせください。

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