鼻水の研究結果(12月4日~12月24日)vol.4
北里大学小児科との共同研究「臨床検体を用いた多種病原体解析(ウィルス・その他)」、通称「鼻水の研究」。
ご協力をいただきました方々、誠にありがとうございます。
12月5日~12月24日に当院で頂いた鼻汁約30検体の結果は以下の通りです。
*院内で検査当日にで結果をお伝えしている抗原検査の結果は含まれておりません。
*混合感染の場合は、お一人複数のウィルス感染としてカウントしております。
・ヒトボカウィルス 4名
・パラインフルエンザウィルス3(PI3) 4名
・ヒトメタニューモウィルス 3名
・エンテロウィルスD68 3名
・RSウィルス 2名
・インフルエンザ(H3) 2名
・ヒトヘルペスウィルス6型(突発性発疹) 1名
冬になり、インフルエンザやコロナ感染症だけではない様々なウィルスの発生がみられています。
著しい乾燥は感染症流行の大きな要因となります。
加湿器などによるお部屋の湿度を保つこと、また積極的な水分補給も重要となります。
鼻汁、咳、発熱症状のある方の鼻汁検体をいただておりますが、下痢・嘔吐などの胃腸炎症状の流行もみられています。
一般的な胃腸炎のウィルス(ノロやロタなど)にはアルコール消毒は効果がありません。
石鹸による手洗い、うがい・マスクなどの基本的感染対策が重要です。
個別の結果については、今後受診された際に直接ご報告させていただいておりますが、早急に結果をご確認されたい方はお電話にてお問い合わせください。