日本外来小児科学会 in 国際フォーラム
8月25日(土)臨時休診とさせて頂きご迷惑をお掛けいたしました。
8月25日(土)~26日(日)の2日間、東京国際フォーラム(東京~有楽町)で開催された第28回日本外来小児科学会にクリニックのスタッフ全員で参加させて頂きました。(昨年三重で開催された学会です)この学会は医師のみでなく、事務さんや看護師さん、薬剤師さんや助産師さんの方々も主体となる学会で、小児科のクリニックに携わる人にとっていわば毎年恒例の大勉強会です。知り合いの懐かしいの先生方にもたくさんお会いすることができました。いわば小児科の同窓会的な集まりでもあります。
国際フォーラムは船をモチーフにしたガラスの吹き抜け構造の特徴的な建物です。
その年の注目すべきトピックスが講演として挙げられています。
1日目の土曜。睡眠のシンポジウムや漢方のランチョンセミナーなどの講演を聴講。
睡眠のシンポジウムについて
・1カ月から4カ月頃にかけて、徐々に昼夜を区別するように夜に寝る時間が増えてくる。
・乳幼児、早寝早起きはもちろん。朝ごはんもしっかり。
・午前に太陽の光を浴びて、できれば外(公園)でしっかり遊ばせる。そしてしっかりお昼寝。
・お昼寝は15時頃まで(遅くても16時まで)。そうしないと夜眠れず夜泣きの原因に。
・お昼寝も夜寝る場所と一緒の場所に統一。自分の寝る場所はココ!、ココに来たら寝るもの!
・添い乳をしながら寝かせつけるのではなく、十分な哺乳を与えた上で寝る場所に移動する。
・夜中に少しぐずっても添い乳をしない。はっきりと覚醒してから授乳をさせる。いつまでも離乳できなくなる。
漢方のランチョンセミナー
講師は大阪のさかざきこどもクリニック 坂崎弘美先生。ごっつ関西弁でめっさ元気をもらえる、尊敬する先生。昨年の漢方ワークショップでもお世話になりました。
2日目の日曜
昨年三重でも参加した漢方のワークショップに再び参戦!
午前いっぱいのワークショップでしたが、ディスカッション形式であっという間に感じるほどの充実した時間でした。
(キティ看板は坂崎先生のお手製です)
前回の三重のときの漢方ワークショップは「アレルギー疾患に対する漢方薬」でしたが、今回のテーマは『漢方を用いたご家族へのアプローチ』。
①西洋薬をつかっても治りにくいとき、②西洋薬での治療法がない症状、漢方はとても薬にたちます!
お子さんを元気にするにはお子さんのまわりにいるご家族みんなが元気なことが大切。
そんな時にはお子さん本人だけでなく、ご家族にも漢方を!!
小児科医なので、大人の方の診療には限界がありますが、できる限り対応させて頂きます。お母さん、お父さんの育児や仕事のストレス、体調不良など、ご相談ください。
ランチョンセミナーは弱視:スポットビジョンスクリーナー。スタッフは夜尿症:アラーム療法に参加。
やはり弱視スクリーニング検査、夜尿症アラーム療法は小児科領域の2大トピックスです。
ちょうど、いのちの詩人、相田みつを美術館も開催されていました。
ガチャまで!
↓一番有名かな?
みつを作品には心洗われる思いがします。
学会参加(&みつを語録?)で学び得た様々なことを毎日の診療業務に生かし、よりよい医療をご提供できるように頑張ります!