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おねしょ

[2018.07.16]

7日14日(土)横浜で開催された第29回日本夜尿症学会学術集会に出席させて頂きました。臨時休診とさせて頂き,大変ご迷惑をお掛けいたしました。

横浜マリンタワーのすぐ横のホテルメルパルク横浜が会場です。

数年ぶり?にマリンタワー近くにきて,あれ??何か変??と,,,

記憶に強く残っているマリンタワーはピンクがかったっていたはずなのに,,,

開港150周年を記念し2009年にスタイリッシュなシルバーに生まれ変わっていたようです。

 

さて,今回参加した学会,「夜尿症」について。

 

まずタイトルにもある「おねしょ」と「夜尿症」は夜寝ている間に無意識に排尿してしまうこと(夜尿)という意味では同じですがその大きな違いは年齢です。

幼児期までを「おねしょ」,年長さん~小学校入学以降を「夜尿症」といいます。

「夜尿症」は生活指導や何かしらの積極的治療を行ったほうがよい場合が多く,小学校入学時でも夜尿やみられるお子さんは10~15%ほどいると言われています。

 

生活指導は水分や塩分の摂取方法の見直すことなどが大切です。

積極的治療として,内服による①薬物療法,そして②アラーム療法があります。

 

①薬物療法は夜間多量の尿をつくらないようにする薬や,尿を貯める膀胱をリラックスさせる薬などを内服し夜尿をさせないための治療です。

②アラーム療法は尿漏れを感知するセンサーをつけた特殊なおむつを寝る前にはき,夜尿後にアラームが鳴り本人に認識をさせる条件づけ治療です。

 

この2つの治療には方針・費用の点で大きな違いがあります。いずれかでなかなか改善しない場合には①と②を併用する場合もあります。

①薬物療法:夜尿をしない「成功体験」を繰り返す治療方針,保険治療

②アラーム療法:夜尿という「失敗体験」を認識させる治療方針,自費治療

 

①,②どちらの治療から開始すればより効果が期待できるかについては,それぞれのお子さんの症状によって異なります。

 

会場で実演されていた②アラーム療法の様子です。

 

(当HPへの掲載に許可を頂いております)

 

詳細についてはクリニックまでお問合せください。

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