コロナ3年間の影響
新型コロナが第5類感染症となって以降、6月ごろからお子さんの風邪が爆発的に増えています。
これは新型コロナに対して感染対策が徹底されててきた3年間の影響がとても大きいのではと思います。
本来お子さんは毎年、季節ごとの風邪にかかり、その都度免疫をつけて強くなり、成長とともに風邪をひきにくくなっていきます。。
しかしこの3年間の徹底した感染対策(が悪かったということではありません)の結果、
毎年、季節ごとにかかるはずの風邪にかかっていなかったお子さんがこの時期に集中して3年間分まとめて風邪をひいているのだと思います。
また流行が抑えられていた様々なウィルスが同時発生しているからだとも思います。
1~3歳の間にかかっているはずの風邪にかかっていない少し大きくなったお子さんも、毎週のように新たな風邪をひいています。
当院に限らず、どこの小児科も急増した患者さんの数に対応できず、予約が開始とともにいっぱいになってしまう状況が続いています。
予約がなかなか取れない状況であり、大変ご迷惑をお掛けしております。
またそれらの影響で多くの薬局でお薬が十分に足りておらず、シロップ薬を粉薬に変更していただくなどで対応いただいています。
6月には「7月にはこの状況は落ち着くだろう」と思われていましたが、7月下旬のこの段階ではまだまだ落ち着いていません。
さすがに8月になれば夏休みとなり、風邪ウィルスの流行も落ち着くのではないかと思います。
この流行を乗り切れば、お子さんたちはきっとたくさんの免疫を得て、強くなってくれるでしょう。
まだまだ暑い日が続いています。
熱中症にも気をつけましょう。
待合室の液晶モニター
猛暑に耐え切れず、故障してしまいました ((+ +;))
感染対策の基本は
・手洗い
・うがい
・マスク(医療機関など受診の際)
です。
小さなお子さんは難しいと思いますが、
大きなお子さんや大人の方はひきつづき感染対策を行いましょう。
お子さんの受診数急増のため、現在当院では高校生以上の初診の方の一般診察を行っておりません。
ご理解の程よろしくお願いいたします。
予防接種については、初診の高校生~大人の方にも対応しております。
子宮頸がんワクチンなど是非ご検討ください。