基礎疾患について
医療従事者と65歳以上の高齢者の方へのコロナワクチン接種予定にようやく目処が立ってきました。
次にワクチンが接種される方は基礎疾患をお持ちの方となります。
基礎疾患とは
1.慢性の呼吸器の病気(*「気管支喘息」については下記をご確認ください)
2.慢性の心臓病(高血圧含む)
3.慢性の腎臓病
4.慢性の肝臓病(肝硬変等)
5.インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病または他の病気を併発している糖尿病
6.血液の病気(鉄欠乏性貧血を除く)
7.免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)
8.ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている(外用ステロイド治療のアトピー性皮膚炎は該当しません)
9.免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
10.神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
11.染色体異常
12.重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
13.睡眠時無呼吸症候群
14.重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合))
上記が14項目が定義されています。
*「気管支喘息」
1.慢性の呼吸器の病気として「気管支喘息」があげられますが、気管支喘息を優先とするべき基準として、継続的な経口ステロイド薬治療を受けている方、過去1年以内の入院歴、過去1年に救急外来の受診歴とされています。(日本呼吸器学会・日本アレルギー学会)当院で定期的に通院していただいている喘息の方で、この基準にあてはまる方はいらっしゃいません。
基礎疾患をお持ちの方は、そのご病気のかかりつけ医で行っていただくべきと考えます。
当院受診歴があったとしても、その基礎疾患について当院が主として診療していない方については、当院での接種は行いません。
気管支喘息以外の上記基礎疾患に該当される方で、当院主治医としてかかりつけの方は、ワクチンが優先されるべき疾患の状態であるかどうかを院長が判断させていただきますので、ご相談ください。(各関連学会の意見を参考に判断させていただきます)
7月16日から7月21日の間にお電話でご相談ください。
(基礎疾患をお持ちの方の受付は終了いたしました)